ダイキンの除加湿清浄機「クリアフォース」が無償交換になった
我が家でも使用しているダイキンの除加湿清浄機「クリアフォース」に発煙・発火事故が発生したようです。
家電Watch「ダイキン、除加湿清浄機「クリアフォース」で発煙・発火事故。約17万台を無償交換へ」
本体の安全装置に不具合があるようで、対象機種はすべて新製品に交換していただけるそうです。
発煙・発火事故が起こるには、3つの条件があり、通常起こる可能性はかなり低いですが、丸ごと交換するということは、かなり問題が重いということでしょうか。
うちのはすでに5年使用していて、消費者側としてはかなりうれしい対応なのですが、メーカー的にはものすごく重いペナルティになってしまいました。
この製品、以前にも問題が発生していて、そのときもメーカーに送って無償修理してもらっています。
加湿、除湿、空気清浄が1台でできるとてもいい製品なんですが、複雑にしたゆえの問題なんでしょうか。
ソフトウェア開発では、検収後1年は不具合に対する対応が義務になることが多いですが、その後は保守対応や個別見積もりでの対応となります。
家電製品などは、何年たっても重大な問題が発生すれば責任問題になり、無償対応、交換しなければいけない。
完全なものを作るのは現実なところ不可能です。作るときには設計をしっかりして、不具合がないかを十分試験して出荷するんですが、それでも不具合は発生します。
このダイキンの例では、設計上の問題があったわけで、設計時に考慮がされていれば防げたのかもしれません。
ソフトウェア開発でも、上位工程での作業がとっても重要です。
問題が下流に行ってから発覚すればその対応は大きくなり、ダメージが大きくなります。
ソフトウェアの開発でお金をもらっているものとして、このような問題は、人ごとではありません。今まで以上に十分な設計をすることが重要なんだと再認識できました。
ダイキンからのニュースリリース
http://www.daikin.co.jp/taisetsu/2012/120203/index.html
でも、この製品はちょっと高いですが、性能はとてもよいものです。
空気清浄機能は抜群です。
現行の製品には問題はありませんので、とってもおすすめですよ。
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