プロプログラマ

プログラマーを職業としてます。 Flex,Air,C#,Oracle,HTML+JSの言語ノウハウを中心に情報発信していきます

[Excel] テキストボックスに書いた文字が途中で切れるとき

Excelで仕様書を書いていたりするとよく使うのが、テキストボックスです。
セルのサイズに関わらず好きなところに配置できて、大きさも自由です。
最近のExcelでは背景や影など表現力もとっても豊かで、便利に使うことができます。

ただ、このテキストボックス、印刷するときには気をつける必要があります。

画面上では、入力した文字がすべて表示されていても、印刷して見ると途中で文字が切れていた、末尾が読めません。
印刷時でなくても、作成したパソコンと、それを見るパソコンでは、表示が異なることもあるようです。

たくさん作成した後、最後に印刷してみて気づく失敗です。 画面上で表示できていても時折印刷プレビューで印刷時に見切れてないかを確認していく必要があります。

最悪文字を切れずに表示できるようにするには、プロパティ設定でできます。

(1) 図形を選択して右クリックし、「図形の書式設定」を選択する。

(2) 左側にある一覧から「テキスト ボックス」を選択する。

(3) 自動調整のところにある「テキストを図形からはみ出して表示する」のチェックをONにする。

(4) 閉じるボタンで閉じる。

この設定を行えば、たとえテキストボックスの枠からはみ出そうともすべての文字列を表示します。

格好は悪いですが、読めないよりはマシです。大きさが少し足りないだけであれば、ぎりぎり枠内に収まると思います。

図形を作成するときには、念の為にこの設定は行なっておくと、印刷時にガックリすることは減ると思います。

 

ちなみに、「テキストを図形からはみ出して表示する」設定をVBAで記録しようとしても、なぜか記録されません。

どうも新しく追加された機能は、VBAの記録機能でも追加されないことがあるみたいです。

この機能をVBAで実行させるには、以下の様な書き方でOKです。

    With Selection.ShapeRange.TextFrame
            .HorizontalOverflow = xlOartHorizontalOverflowOverflow
            .VerticalOverflow = xlOartHorizontalOverflowOverflow
    End With

解除させるには、xlOartHorizontalOverflowOverflowの代わりに、xlOartHorizontalOverflowClip を指定します。

すでに作成してしまった資料を一括で設定変更する場合に使えると思います。

 

 

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