Windowsでシンボリック・リンクを設定する
ある深い階層にあるディレクトリに短いパスでアクセスしたい。
実際のディレクトリパスとは違うパスでアクセスしたい場合、シンボリック・リンクという仮想的なディレクトリを設定すると便利です。
“リンク”の名のとおりで、見た目はショートカットに近いです。
実際にあるディレクトリと同じようにアクセスすることができます。
シンボリック・リンクはUnix系ではよく使われる機能ですが、Windows系では設定できるのかどうかもあまり議論されることはありません。
ですが、Windowsには標準でシンボリック・リンクを作成するコマンドが用意されています。
mklinkというコマンドです。コマンドプロンプトから実行します。
mklinkコマンド自体はどの権限でも実行できるのですが、実際に設定するリンク先によっては作成権限が必要なので、通常は管理者ユーザーでコマンドプロンプトを開いたほうがいいと思います。
コマンドのみで実行すると説明が表示されます。
c:\>mklink シンボリック リンクを作成します。 MKLINK [[/D] | [/H] | [/J]] リンク ターゲット /D ディレクトリのシンボリック リンクを作成します。既定では、 ファイルのシンボリック リンクが作成されます。 /H シンボリック リンクではなく、ハード リンクを作成します。 /J ディレクトリ ジャンクションを作成します。 リンク 新しいシンボリック リンク名を指定します。 ターゲット 新しいリンクが参照するパス (相対または絶対) を指定します。
リンクを作成するには、
mklink /D [作成するリンクディレクトリ] [リンクする元(実在するディレクトリ)]
となり、例えば、
mklink /D c:\tomlogs c:\tomcat7\logs
とすれば、c:\tomlogsディレクトリが作成され、開くとc:\tomcat7\logsの中身が表示されるようになります。
シンボリック・リンクのアイコンは、ショートカットアイコンと同じなので区別つきにくいです。
じゃあ、ショートカットと何が違うんだという話になりますが、実際にやってみると分かります。
ショートカットの場合、ダブルクリックすると実際のディレクトリが表示されます。
シンボリックリンクの場合は、実際のディレクトリではなく、作成されているリンクディレクトリそのものが開きます。
一度設定すれば、通常のディレクトリと同じように使えるので、とっても便利です。
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